脳裏に消えない会話

今年から、「お盆」を迎える気持ちが少し変わりました。

理容学校に入った頃の父との会話です。

私 「いらんハサミ無い?学校で使うねんけど。」
父 「いらんハサミなんか無いで。使わへんハサミやったらあるけど。」

 

と、引き出しから7inchハマグリ刃のハサミを取り出して私にくれました。短い一言に職人の心を学び、そして自分の不明を恥ずかしく思いました。

そのハサミは、翌日から使い始めて、卒業・就職・国家試験、そして30年たった今も使い続けています。
後年気づいたのですが、これは余りものどころかなかなかの逸品。そんなハサミをすんなりくれた父の思いを、長女が成人した今にしてわかりかけてきた気がします。
父の初盆。遺してもらったものはハサミだけではない。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です