めったに行かない難波へ出て『第三回 午前十時の映画祭』を満喫してきました。http://asa10.eiga.com/
選りすぐりの名作を週替わりで次々と上映。今ではもう、スクリーンで観ることのできない作品をまた観れるという、ファンにはたまらない企画。
作品一覧と、上映館、上映日を調べて最寄りの館に観に行く、というワクワク感、いいですねぇ。
今回は、小津安二郎監督の超名作『東京物語』。このチャンスを逃したらもう、一生観れないかもしれない(いや、多分観れるけど)ので、嫁さんと二人で観て きました。この作品をご存知の方も沢山おいででしょうけど、今更ながらの感動。私はDVDで何度か観ていますが、やはりスクリーンは違う。
そもそも昭和28年の作品なので、小津監督はDVDでテレビ鑑賞されることを前提に作ってません!(あたりまえや!)大画面と大音響で、ロングショットで も役者の目の動き、指遣い、息使い、間の置き方を繊細に指示、完成して提供してくれているので、観る側はそれら見落としがちな細かいこだわりを全部(かど うかわかりませんが)受け止めることが出来ます。
終了してもしばらく、涙が止まらずに動けませんでした。
皆さんも、ぜひ体験されてみては?