映画好きなけいぞう店長です。おなじみの、古い邦画ばっかり味わう日々。
ここんとこ、気になる作品を選んだら、岩下志麻さんが絡んでることが多い。ってことは、私が観たいものと岩下志麻さんを使いたいと思う監督との思いが同調しているって感じかなぁ。。。え?ちょっと大げさですか。
ともあれ、切腹・秋刀魚の味あたりは21歳。抜けんばかりに美しくて、演技も上々ではあるけど、存在感を放つというよりは花を添えるような位置か。古都では京都弁を完璧なまでに使いこなし、なおかつ二役。それも、大店の箱入り娘と木こり村の娘と。祇園祭の夜、偶然出会った二人のシーンで秀逸な演技が光るのが、柏手の打ち方まで使い分けられているのがオドロキで、息が止まりました。つづく五辨の椿は人殺し、道場破りではまたお嬢様に戻ってる。以後もたくさんの出演があって、演技が磨かれていくのに美しさも衰えない。。。ちょっとこの人はすごいねぇ。
鬼畜はまた、、、これはもう役者魂炸裂な感じで傑作だし、疑惑の弁護士役なんか、マネできる人いてないような、、、。雲切仁左衛門や影の車にいたっては、体当たりと言うか、、、とてもきれいな裸まで披露。なんでそこまでやれるかなぁ?って恐れ入って言葉も出ません。根性がすごいです!田中絹代、高峰秀子、香川京子、倍賞千恵子と、桁外れの大女優はたくさんいますがこの人もかなりすごいですね。
また好きな女優が出来ました。