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5月16日
備中高梁へ向かって出発。ロケ写が済めばその日のうちに尾道へいくか、長引けば高梁で一泊か、ってな感じでなんの予約も持たずに中国道。
んが、兵庫県内某所で思い立つ。『あ、播州龍野で吉川さんが個展やってるはず。』調べたら最終日。こりゃぁ、寄っていかないと!ってことで、急きょ、たつのICで降りて会場へ。
アポなし訪問なのにご対応いただいてありがとうございます。
『急に来てすいません。備中高梁へ向かう途中にふいに思い立って。』
「あ、備中高梁を描いた絵が一枚だけありますよ」
『買います!』
備中高梁。
谷あいの美しい城下町です。我が生駒市も谷あいの町ですが、城下町要素がないなぁ。
大事な場面のロケ写を。
そんなとき、声掛けをいただきました。白髪の、優しそうな男性。
「うちに、寅さんの等身大パネルあるから見に来て!」
『はい、まいります!』
なんと、老舗の酒屋さんのMさんは、8作と32作の現地ロケの時にたいそう尽力なされて、ゆかりの物も沢山保存してお持ちでした。なんと、寅さん友達、ご当地津山市の金田さんもこの酒屋さんに良く来られると聞いてびっくりしつつ当時のお話をたくさんお聞きしつつと、楽しい時間を過ごして夕方。
「今日はどこに泊まるの?」
『何も決めてないんです。』
「じゃぁ駅前の〇〇ホテルがええよ」
ってことで、そこに投宿しました。夜には津山の金田さんと連絡を取り、「津山にも来て」とお誘いいただきながらも明日には尾道に行くとお伝えしたら残念がっていただきました。
ー続く