はさみ屋さんの工場を見学できると聞いて、岐阜県関市まで行って来ました。京奈和・京滋バイパス・名神・東海北陸道と乗り継いで4時間です。
業界の有名人がカットショーを開催してからの工場見学。
たっぷりお勉強した後、いざ工場へ!
っと、ここで注意事項。「撮影は一切禁止です!」
あら、やっぱりね。そりゃそうだわ。ハサミが製造されていく工程をつぶさに撮ってネタにしようと思ってましたがあかんなぁ。。。
ってことで写真はありません。体育館のような空間に30台くらいが均等に、電車の運転室ほどの容積を持つ機械が置かれてあって、その中の工作機に材料をセット。コンピュータ制御でどんどん削っていきます。
順番で言うと、
1)鉄をハサミの形に削る。まだ刃はまったく無い状態。
2)片側を鋭利に削って刃のような形にしていく。
3)おなじみのハサミの形になる
まぁ、こんな順序で、セットしたり運んだりするのは人間です。
その後、研磨工程。
段ボールや紙を切るハサミならそこそこの精度で事足りますが、髪の毛は0,5mm。これを均一に切るためにはかなりの精度で研磨しないといけません。
研磨工程は完全に人の手。回ってるグラインダに、表面の様子を見ながら何度も何度もこすりあてています。こういう技術が無くなると理容業界はヤバいんだけど技術者さん達は結構若くてちょっと安心しました。
行事が終わり、宿泊地の長良川に移動。岐阜は信長さん推し。
日本三大仏の一つ(あとの二つはお分かりですよね。)、岐阜大仏。これ実は、はりぼてなんですって。別名「かごの大仏」。竹で編んで紙張って粘土乗せて金箔貼って作ってあるんです。
さて、帰ろうと思ってふと嫁が言った。「下道で帰ろう」『そうしよう』
ってことでまず、
濃尾平野の西端、関ヶ原を通って琵琶湖畔に出て、
湖畔沿いに彦根、近江八幡、守山、瀬田。
琵琶湖を離れて宇治川伝いに宇治田原、山城、山手幹線、精華町から生駒市へと、休憩を挟みつつ時おり迷いつつで、5時間で到着。むむ?高速使ってもちょっとしか時短効果がないやん。
こういうドライブも良いもんですよね。ちょっと疲れたけど、、、。
ちなみに、
長良川のほとりで「男はつらいよ 知床慕情(1987)」のロケがあったんですよ。ざっと35年ほどになるかと。現場を見当ててちょっと再現してみました。おそまつでした。