大阪在住のAさん(30)の場合。
料理の仕事を長年続け、何軒かの分野の違うお店を渡り歩いて、くじけたり落ち込んだりしながらスキルを上げて行ったAさん。
この夏、環境や人間関係でとてもメンタル的に落ち込むことがあって、逃げるように実家に帰って引きこもっていたそう。メッセージにも返事することなくふさぎ込んでいるとき2週間目に奥さんが迎えに来てくれて、現住所に帰ることになった、、、ものの、落ちたメンタルはそう簡単には戻らない毎日が、、、。
ある日、友人が訪ねてくれたので料理でもてなしたところ、『彼が、食べながら最高に幸せな顔をしてくれたんですよね』(Aさん)
その顔を見てはっと気づいた。自分は料理で人を幸せにできるんだ、と。それが生きがいだと気づいて今は元通り、いえ、さらに大きな目標を持って働いています。
とまぁ、私は散髪屋さんなので、仕事上いろんな人とお話しします。このエピソードもその中の一つ。思えば、私はお一人お一人の幸せな笑顔をこの手で生み出し続けていることが、30年続けてやって来れた理由の一つなんでしょう、もちろん、今後30年を続けていくエネルギーも、同じものなんですよね。
人のお話から、自分の足元が見えたという体験でした。