名画座-SHIN- あゝ 野麦峠

1979年 新日本映画 大竹しのぶ主演  山本薩夫監督

 

言わずと知れた名作です。明治時代、資源のない日本は、生糸を生産し世界に販売して外貨を獲得するのが、富国強兵策の唯一の道であった。飛騨地方の少女たちは、諏訪の製糸工場に勤務するため、何百人の大行列を組んで険しい山を越えていく。とりわけ、野麦峠が難所で、ここを越えれば飛騨でなく信州。貧しい農家の娘がほとんどで、口減らしや現金獲得の手段として父親が勤務契約を結び、正月までは帰ることは許されない。寝てる以外はずっと働き、出来の悪い工女は飯抜きの懲罰もある。劣悪な環境での過酷労働で病気になるものや自殺するものも。

という、実話を基にした映画です。いやぁ、大竹しのぶ。天才ですね。22歳です。この2年前に私の大好きな「男はつらいよ 寅次郎頑張れ」に出演がありますがこの時すでに才能爆発ですけどね。純朴で人を疑わない美しい心。それがまったく顔に現れています。みてて心を吸い取られそうな美しい目ですね。最後の最後まで、この人の演技は演技の域じゃない。こんな芝居が出来る人間がいるんだなぁ、って感じですね。

製糸会社の社長が三國連太郎さん、、、これまたお決まりですが悪いというかずるいというか、はまり役なんですね。「にっぽん泥棒物語」「宮本武蔵」「異母兄弟」「八甲田山」と、【自分を悪いと思わない悪いやつ】が得意ですね。真似できないですよ。たっぷり年いってから、山田洋二監督「息子」「釣りバカ」でいい親父をされてます。これまたはまる。

バカ息子に森次晃嗣さん。いやぁ、バカですねぇ。こんなわがまま勝手なバカは絵に描いたよう。ほんとに腹が立つんですよ。女工だましてはらませて、手切れ金で捨てる。ウルトラセブンもこんなになっちゃったかぁ。

 

ともかく皆さん、これは観なきゃ!

 

 

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